一般に、同じ材質であれば、径が2倍になれば、強度は3乗となる。
例: 同素材 4mmの直径での強度が350kgとすると
6mmならば、800kg
10mmならば、2200kg
平べったいスリングの場合はねじって径を出す。
■スリングの強度
ほどんどのスリングが、22knである。
気を付けなくてはならないのは、デイジーチェーンのポケットは強度が、3kNしかないということである。
■ 材質ごとの性質
ナイロンソウンスリング: 22kN 劣化が早い。濡れに弱い。
ダイニーマ: 細くて強度がある。テグスと同じで、ノットが切れやすい。ノットで半分以上も強度が低下する。熱に弱い。吸水性がない。
デイジーチェーン: もともとアブミの調節用である。
ケブラー:防弾チョッキにも使われ、強度が強い。塩素・紫外線に弱い。
■ 結束時の強度低下
ダイニーマを使う場合、結束すると強度が下がる点に注意が必要である。
多くの人がもっているマムートのダイニーマスリングは、取説には、以下のようにある。
ポリアミド(ナイロン) / ダイニーマ
ノット結束なし 22kN / 22kN
エイトノット -39% 13kN / -48% 11kN
クローブヒッチ -25% 16.5kN / -35% 13kN
対面ガースヒッチ -45% 12kN / -53% 10kN
オーバーハンドノット -59% 15kN / -48% 11kN
ノットが動ける場合 -47% 13.8kN / -54% 10kN
※ポリアミド16㎜ ダイニーマ8mm
■スリングの ”衝撃吸収能力” の順番
衝撃吸収能力 大
↑
①ロープ
②ナイロン 結び目あり 結び目がショックアブゾーバーになる
③ナイロン 結び目なし
④ダイニーマ 結び目なし
③ダイニーマ 結び目あり 結び目に衝撃が集中する
↓
小
ダイニーマは軽くて強い素材ですが、動荷重がかかる用途には向かない。
(http://www.f5.dion.ne.jp/~mitsu_g/report127.htm ダイニーマ製スリングの弱点を知ろう!から引用)
・ダイニーマは伸びがないので、衝撃荷重はすべてクライマーやビレイ点に集中する
・ナイロン製スリングは結び目があると衝撃吸収力が増すが、落下係数2には耐えられない。
・ダイニーマは落下係数1でも結び目があると破断する
・ダイニーマは衝撃を伝えるので、ハーケンやボルトのハンガーに直接結んではいけない。
・衝撃荷重の大きさは落下距離による。
★ダイニーマスリングの特徴を生かす
特徴 使用法
・軽い → ナイロンなら1本のところ、2本持てる
・細い → かさばらず、ナイロンなら1本のところ、2本持てる
・吸水性がない → 雪上、沢に向く
・熱に弱い → プルージックに向かない
・伸びない → 静荷重しか掛けてはいけない
■ セルフビレイのスリングに何を使うべきか?
現在はPASが販売されているので、デイジーチェーンを敢えて使う必要はない。 理由は以下の画像を見る方が良いだろう。
PASを使わない場合、ナイロンのスリングでも、ノットがショックアブゾーバーになる。
繰り返しになるが、ダイニーマでやった場合は、ノットがあれば、半分程度の強度低下となる。
■ 参考
http://guide-column.hatenablog.com/entry/post_486
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