July 13, 2016

クライミングロープの選び方

■ 衝撃吸収能による分類: スタティックロープ とダイナミックロープ

スタティック=伸びない=補助ロープ用
ダイナミック=伸びる =クライミング用

スタティックをリードのクライミングに使用してはいけない





■ 用途による分類: 

①シングル 
 ・一本で使う
 ・スポーツクライミング/フリークライミング
 ・もっとも一般的
 ・径は9.0mm~10.0mm  ※現在最も一般的なシングルは、9㎜代後半

②ダブル(ハーフ)
 ・二本束ねて使う
 ・支点が分散する。
 ・アルパインクライミング/沢
 ・ロープ操作が煩雑になる
 ・径は8.0~9.0mm      ※現在最も一般的なダブルは8ミリ代半ば

③ツイン
 ・2本を1本として使う使い方
 ・アイスクライミング
 ・ダブルより軽量
 ・下降に有利
 ・径は7.4mm ~ 8mm (細い) ※支点にかかる衝撃が大きい


■ 用途にあったロープ長さ

人工壁などのスポーツクライミング → シングルロープ 30m コーティング無し
フリークライミング(外岩) → シングルロープ 50mまたは60m
アルパインクライミング → ダブル 50mまたは60m


■ アルパインクライミング

アルパインクライミングでは、ルートの屈曲に対応するため、ダブルロープで登ります。したがって、ダブルを購入する場合は、ザイルパートナーと

 色違いであること
 同じ径
 同じ長さ

になるように購入します。

 ・ロープ長が違っても短いほうに合わせた距離しか登れません。
 ・また、径が違うと、2本を連結するときの結束に注意が必要になります。 

アルパインを目指す人は、50m(もしくは60m)のダブル1本は最低所有しているのが普通です。最近は60mを所有している人も増えてきているそうです。

■性能

・衝撃荷重 : 値が小さいものほど衝撃の吸収力に優れている=よく伸びる → リード向き
・伸び率: トップロープでの使用が多い場合は、この値が低いロープの方が扱いやすい
・外皮の厚さ: 厚いほうが耐久性が高い。通常は40%
・外皮のズレ: ラッペルがある場合は、シースのずれがゼロのもの。
・コーティング: 外岩で使用する場合は重要。
・しなやかさ: しなやかなほど操作性が高い。

(『クライミング用具大全』より抜粋要約)

■補助ロープとは?
 
・8㎜以下の細い径のもの。
・リードでは使わない。傾斜のないところで、フィックス、お助け紐など、万が一に備えて使うもの
・捨て縄を作る

■ 新しいロープには新しいビレイデバイスを

新しいロープはより細く高性能=古いビレイデバイスとは合わない

■ 参考

http://column.kojitusanso.jp/ksguide/2010/08/post-20.html
http://www.youtube.com/watch?v=-bTbJczTYSE




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